就職・転職後もスキルアップは大切
プログラミングの仕事をする場合は、就職・転職後もスキルアップをしていくことが大切です。
スクールや独学で最低限のスキルを身につけて就職すれば相応の給料を確保できますが、そこで満足すると将来性がありません。
プログラミングの業界は動向の変化が大きく、将来的には簡単な仕事の需要が減少していく懸念があります。
時代の変化に対応するため、常にスキルアップを目指す意識を持つようにしましょう。
プログラマーのスキルアップ
プログラマーのスキルアップは、現在扱っているプログラミング言語の作業スピードや質、対応領域、バグ対処能力を高めることと、新しいプログラミング言語を覚える2つの方法があります。
将来性を考えた時におすすめなのは、新しいプログラミング言語を覚えて対応領域を拡大させることです。
特定のプログラミング言語のスキルアップをすれば、現在の仕事で役職が付いたり給料が上がるなどのキャリアアップをしていけますが、将来的に現在扱っているプログラミング言語の需要が減少するかもしれません。
特にHTMLやPHPを活用した簡単なプログラミング作業は、将来的にAIやオフショアにシェアを奪われる懸念があります。
また、スマホアプリの分野でも、活用されるプログラミング言語を切り替える事例が増えているため、現在扱っているプログラミング言語の将来性をしっかり確認しておきましょう。
新しいプログラミング言語の勉強をしておけば、すぐに転職や他分野の仕事をしなくても将来の保険になります。
英語を覚えるのも有効
プログラミングの世界では、人件費が安いベトナムやインドネシアに仕事を外注するオフショアが成長しています。
また、すでに国内ではフリーランスによる在宅ワークの仕事が流行していますが、今後は海外の企業を相手にした仕事が増えていくかもしれません。
英語を覚えておけばオフショアの仕事の仲介や管理に携わったり、海外企業を相手にしたビジネスチャンスを得る機会が増えます。
スクールではプログラミング言語と英語を両方習得できるIT留学の需要が高まっているほか、現役のプログラマーが英会話教室に通う事例が増えています。
英語は必須ではありませんが、習得できれば有利になるスキルです。
10年後・20年後を見据えた場合は、英語とプログラミングができる人材の価値がさらに高まっていくかもしれません。
現場レベルでの仕事を一生続けていくことに抵抗を感じている方は、プログラミングのスキルアップと平行して英語の勉強も進めていくとよいでしょう。
勤続年数を評価されにくい業界
プログラマーの業界は就職・転職してからの勤続年数を評価されにくい業界です。
中途採用の転職でもスキルが高ければ高給与を得られますし、同じ会社で長く働いてもスキルが同じなら給料も横ばいになることが多いです。
同じ会社に長く勤務することで得られるキャリアアップは限られているので、スキルアップをして仕事の幅を広げていかないと将来性がありません。
プログラマーの仕事は常に勉強することが求められ、プログラミングの勉強が苦痛に感じたり向上心や勉強意欲が少ない方には適性の低い仕事です。