独学は難しいけど成長できる
プログラミングの独学は探究心がある方に向いています。
成長スピードで見れば短期集中のスクールに敵いませんが、やる気や探究心次第ではスクールで学ぶよりも一歩上のスキルを身に付けることができます。
オーダーを受けた内容に沿ってプログラミングをするだけの仕事ではなく、自身のアイデアでコンテンツを作りたい方や将来的に独立したい方は、楽な道ではないですが独学に挑戦してみるとよいでしょう。
独学がスクールに比べて成長できる要素をまとめました。
独学は応用に強い
スクールは基本に沿ったカリキュラムになっていて、応用については軽く触る程度のケースが多いです。
独学の場合は、練習用のツールを作る中で「もっとこうした機能や操作性にしたい」と思った時に、自分の判断で回り道をすることができます。
基本が分からないまま応用に挑戦すると壁にぶつかるケースが多く、ネット検索では情報が出てこないことを理由に無駄な時間を費やすことがたくさんあるでしょう。
それでも高いモチベーションと探究心を維持して勉強できる方は、最終的な終着点としてスクールで学んだ人よりも高いスキルを身に付けられる可能性があります。
志が高い人や、これまでにはないシステム開発を自作で挑戦したい方は一度独学に挑戦してみてください。
バグ対策のスキルが身につく
独学でプログラミングを学ぶとバグが発生して行き詰まってしまうことが多いです。
すぐに挫折する方も多いですが、時間をかけて原因と対処法を探すことができれば、その経験が大きな財産になります。
スクールに通えばバグが発生しにくい低リスクのプログラミング方法を正しく学ぶことができ、バグが発生しても講師からの指摘ですんなり対処できます。
結果的に基本的なシステムをスムーズに構築するノウハウは身につきますが、実際に仕事として複雑なシステム構築に挑戦するとバグの対処法に苦労することが多いです。
スクールで学んだ後に、就職先でバグによるトラブル対処を多数経験すれば最終的に同じスキルが身につきますが、独学はバグに苦戦することが多いのでプログラミングする上での忍耐力が身につきやすいです。
人に聞かないで対処する能力を身に付ければ就職先での評価が高くなることもあり、新しいことに挑戦する際の適用能力も高まります。
独学で学ぶノウハウが身につく
プログラミングには複数の言語があり、スクールでは1つのコースで特定の言語しか学べません。
独学の場合もプログラミング言語を1つずつ習得するのが基本ですが、一度独学でマスターすれば次からも独学で学ぶノウハウが身につきます。
キャリアアップに繋がるプログラミング言語ならお金をかけてスクールに通い直す価値がありますが、通う時間がネックです。
プログラマーの仕事は閑散期と繁忙期に分かれ、繁忙期は休日出勤や遅い時間までの残業が続くことが多いです。
こうした要因から最初に覚える勉強はスクールに通って対処できても、就職してプログラミングの仕事を始めるとスクールに通い直すのが困難になります。
独学で学ぶノウハウがあれば、閑散期など仕事が落ち着いたタイミングで勉強していけるので、働きながらキャリアアップできるようになります。