他職種でも活きるエンジニアの知識
エンジニアは専門性の高い仕事です。
そのため、転職したいと思っても同じエンジニアとしての転職を勧められてしまうケースがしばしば。
しかし、エンジニアの知識を生かしたまま他職種でも活躍することは可能です。
今回は、いくつかある職業の中でも「エンジニアの知識がそのまま生かせる仕事」に焦点を絞ってご紹介いたします。
エンジニアの知識が活きる仕事
スクールの講師
「プログラミングスクールの講師」をすれば、エンジニアの知識をそのまま生かせます。
本業は講師としてわかりやすい授業をすることにありますが、生徒の中には実際の現場の空気感を知りたい人もいます。
そのような際に、講師だけのキャリアを持っているより有利に働くのです。
またフリーランスで講師をしながら時折開発に参加する「兼業」のスタイルを取るエンジニアも一定数おり、講師業が上手くいかなくても職を完全に失うことはないというリスクヘッジの側面でも優位に働きます。
参考書の編集員
「編集者」としても、エンジニアの知識を生かせます。
とくにプログラミング言語やエンジニアリングの専門書籍を発行する出版社の場合、編集者の採用条件に「理系歓迎」や「プログラミングの実務経験あると尚良し」のような条件が記載されている場合が多いです。
編集という立場は本の内容への理解が欠かせないため、エンジニアとしてのスキルや知識が役に立ちます。
ブリッジSE
「ブリッジSE」とは、海外のエンジニアと日本のプロジェクトの橋渡しを行うシステムエンジニアです。
主な仕事は海外の技術者に対するミーティングであり、開発は行わず、資料作成や翻訳などを行います。
エンジニアではありますが、語学能力やコミュニケーション能力が優先して求められ、橋渡しの際に困らない程度のエンジニア知識があると仕事がスムーズに行える職業です。
プリセールスエンジニア
「プリセールスエンジニア」は、企業の営業職の人材と行動を共にし、案件を勝ち取るために専門的な技術の提案や補足を行う職業です。
開発は行わず、営業部門と開発部門、そしてお客様の三者の関係を良好に保つために仕事を行います。
交渉役としての立ち回りが主ですが、エンジニアとしての経験があれば会話に説得力が増し、有利に立ち回れる職業です。
ITコンサルタント
「ITコンサルタント」とは、ITの技術を用いて顧客の問題を解決に導くコンサルタントです。
企業の抱えている問題を分析する段階から、問題を解決するシステムの導入まで一切を担います。
そのため、エンジニアとしての知識があれば高い精度で顧客への提案が行えるのです。
エンジニアのスキルは想像以上に強みになる
エンジニアのスキルは専門性が高いですが、世の中には想像以上にエンジニアのスキルや知識を生かせる職業があります。
エンジニアから転職をしたいと思った場合、いま持っているスキルを上手に生かせるように立ち回ると良いのではないでしょうか。